翡翠の姫君



「大丈夫。最近、誰かさんが頑張ってるから俺も頑張ったし。」


「え?」



そうなの…?


きょとんとして立っている私に気づいたレオ。



「何やってるんだ。
ほら、行くぞ。」



そう言うとグイッと私の手を引っ張った。




ドキンっと胸が鳴る。


同時に顔が熱くなる。




レオの手…意外と大きいんだな。





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