翡翠の姫君
私は更に、この男を睨む。
レオより少し長いくらいの
黒に近い茶色の髪。
その髪に映える、綺麗な赤の瞳。
鼻筋もスッと通っていて
まぁ…整った方かな?
年齢は…どうなんだろ。
私より2つくらい上?
そんな事を悶々と考えながら睨んでいると
目の前の男がフッと意地の悪そうな笑みを浮かべて
「………変な顔。」
なんて、とんでもない事を言いやがった。
「はあぁぁぁ!!!!??」
なんなのこの人!!!
頭にきて叫んだと同時に、白衣を着た綺麗な女の人が入ってきた。