翡翠の姫君
「まぁ確かに…制限時間内には到着しなかった。
でも時間より、人を見捨てなかった事の方が大事。
あの場面で君1人で来てたんなら、ダメだっただろうけどね。」
看護師長は微笑みながら話した。
「それに薬草のチョイスも上出来だったし、筆記も言うことなし!!」
……ほ………本当に……?
私、受かったの………!?
「もちろん彼も合格。
これからは2人とも看護師見習いとして、ここで働いてもらうから覚悟しといてね。」
本当に城で働けるんだ…!!!
…………信じられない!!