翡翠の姫君

報告




―――――



―――3日後―――




私はヴェルサス城の廊下を走っていた。



「…レオっ!!!!!!」



バンっと大きな扉を勢いよく開いて叫ぶ。



「エミリア!?どうした慌てて!!」



レオは机に座って仕事をしていた。


セルトさんとティナさんは驚いてこちらを見ている。


私は呼吸を整えながら、笑顔で伝えた。




「…試験、受かった!!!!」




それを聞いたレオは目を見開いて驚いた。



「本当…か…?」


その表情のままポツリと呟く。



「うんっ!!!…ほら!!!!」



私は手に握っていた、看護師資格のピンバッジを見せた。





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