翡翠の姫君
これから私は、こんな所で働けるんだ。
ここで暮らせるんだ。
あの生活から救ってくれた…
レオのおかげで。
「レオ…」
「んー?」
私は握られているレオの手を、強く握った。
「試験受かったのも…何もかも
レオがいたから。
私はレオの事を考えるといつだって頑張れる。」
本当に…
感謝してもしきれない。
「…今まで、レオが私を救ってくれた分。
これからは看護師として、私がレオを救うからね!!」
だから……頼って。
私もレオの力になりたいから。