翡翠の姫君
終らない闇
―あれから数日
私達は毎日、あの場所で会う事が日課となっていた。
――――――
――
今日も薬草を取りに来るとレオがいた。
今は木の下に座って2人で喋ってる。
「えぇっ!?レオってアルバニアから来てたの!!?」
「あぁ。言ってなかったか?」
「…初耳」
てっきり、同じシルク王国から来てるんだと思ってた。
「そっかぁ…隣の国から来てたんだ。」
「まぁ…隣って言っても、森をすぐ抜けた所だけどな。」
「あっ、そうなの?」
ん…?
森をすぐ抜けた所って、確か…
アルバニア王国のヴェルサス城じゃなかったっけ?
普通の家もあるのかな?