翡翠の姫君




落ち着こうと、とりあえず手紙を開く。



「…なんだって?」



「夜会に呼ばれた…。」



俺は静かに呟いた。



「夜会!?
なんだってこんな時期に…」


驚くセルト。



無理もない。
普通夜会は夏と冬にある。



なのに…今はもう秋。




この間あったばかりなのに、なんでまたやるんだろうか。





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