翡翠の姫君

思わぬ出来事





―――――――



――







「うーん…胃腸炎かな。

エミリア、セルノミアを一時間分くらい点滴してちょうだい。

ガクはカマラとシアミナの薬を取ってきて。」



1人の兵士さんが医務室に来ていた。

看護師長の指示で私とガクは行動する。



「じゃあこちらのベッドに横になって下さい。」


そう言って、点滴をうった。


「それじゃあ一時間後、また来ますね。それまでゆっくり休んで下さい。」



ニコっと笑って、私はまた医務室に戻った。




するとそこには、もうガクも戻って来ていた。




「あぁ、ご苦労様。
じゃあ2人とも先にお昼行っといで。
点滴は私がみとくから。」


カルテを書いていた看護師長に言われた。



「ありがとうございます。」


「失礼します。」



お互いにそう告げて、医務室を後にした。







< 146 / 201 >

この作品をシェア

pagetop