翡翠の姫君
「ガクー。今日はどこで食べる?」
お弁当を持って、廊下を歩く私達。
「あー…裏庭あたりでいいんじゃね?」
医務室から裏庭は渡り廊下を渡ってすぐそこ。
ガクの声に、私達は裏庭へ向かった。
裏庭へつくと、もう秋だというのに暖かい風が吹いている。
私達は大きな木の下に座ってご飯を食べ始めた。
今日の事とか仕事の話など、たわいのない話で盛り上がる。
あの試験から、私達は仲が良くなった。
まぁ同い年ってわかったからかもしれないけど。
今ではもう良い仕事仲間みたいな感じだ。