翡翠の姫君



「おまえはどこら辺から来てるんだ?」



「あ……」



家…



あそこは私の…家?



私は…どこから来てるんだろう







顔が曇った事が自分でもわかった。



レオに気づかれない様に、とっさに笑顔で話した。


「…すぐそこだよ!私も森をすぐ抜けたとこ!!」






今、私…ちゃんと笑えてる?





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