翡翠の姫君
「お目覚めですか。」
「あ…さっきの…!!」
そこにはあの側近の人がいた。
「先ほどは失礼しました。
早速ですが、セディ王子がお待ちです。」
少しためらったが、渋々ベッドから立ち上がりついて行った。
長い廊下を無言で歩く。
広さはヴェルサス城と同じくらいだけど…
なんか無駄にキラキラしてる…
…王子の趣味か…?
そんな事を考えていると、大きな扉の前についた。
「どうぞ、お入り下さい。」
そう言いながら扉を開かれた。
その部屋の真ん中に大きな椅子がある。
そこに座っている人。