翡翠の姫君



「…そうか」



レオは軽く笑って、そう言った。



ごまかせた…かな?



「そういえば、今日セルトさんは?」



いつも一緒なのに…今日はいない。



「あーセルトならもうすぐ…」



そうレオが言った時、誰かの足音が聞こえた。



「おっ、来たんじゃないか?」



パッと顔を音のする方に向けると


「えっ!?」




…綺麗な女の人が立っていた。






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