翡翠の姫君



ずんずん進んでいくレオ。




…………あ。




この道は…………






「…着いた。」



レオが静かに呟く。



「なんか…しばらく来ないと懐かしいな。」




…私達が来た所は
あの森のあの場所。




―私達が出会った場所。





「夜のが綺麗だな!!」




そう言って私の方に振り替える。


月明かりに照らされた、綺麗な笑顔。







その笑顔をみた瞬間、私はレオに抱きついた。






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