翡翠の姫君





両肩をつかまれたまま、レオと向き合う。





……ファースト…キス…!?



そう思うと、さらに顔が熱くなっていくのがわかった。





「…エミリア。」



再び呼ばれて、落としていた目線をレオに向ける。




月明かりに照らされた、レオの真剣な顔。




「…好きだ。」






低い綺麗な声が響いた。







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