翡翠の姫君



辺りはすっかり薄暗く、空には一番星が輝いている。

いつもの帰り道。



3人と別れて帰るこの時間が、私にとって一番悲しい。



早く明日にならないか



そんなことを考えて、考えて


あっという間に着いてしまうんだ。



家かどうかもわからない場所に。




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