翡翠の姫君
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「ん…………?」
なんか…人の気配が……
ゆっくりと目を開くと
「あ。起きたか、エミリア。」
「…レオ!?」
レオがベンチで寝てる私の顔を覗き込んでいた。
思わずバッと体を起こす。
「い゛っ!!!!!」
ケガ忘れてたっ…!!
「……?どうかしたのか?」
「んーん!!何も!!」
あははっ、と笑って誤魔化した。
レオは納得のいかないような顔で私を見ている。
は、話しをそらそう!!
「レ、レオ!!今日は来るの早いね!!」
「ん?あぁ…今日は早く目覚めてな。」