翡翠の姫君


―シルク王国


ここは私が生まれた国。


そして拾われた国。



私は物心ついた頃から両親がいなかった。
顔も声も、覚えていない。


育ててもらっていた祖父母が亡くなって、その親戚に拾われた。



それが今私の住んでる所。






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