翡翠の姫君



その後、セルトとティナが戻って来て朝食を一緒に食べようと告げた。




遠慮しているのか、なかなか食べようとしないエミリア。



俺やティナが食事をどんどん渡す。



戸惑いながらも「ありがとう」と言って、受け取っていた。






…そんな時


―見えたモノ。




エミリアの大きな瞳から



零れ落ちる―涙。













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