翡翠の姫君
アルバニア王国…
……第2王子!?
レ、レオが!?
驚きすぎて頭がついていかない…
「そ、そんな嘘っ…つくんじゃないよ!!!」
またもやヒステリックな声が響く。
それに対して、レオは冷静。
「これでも…信じてもらえないのだろうか。」
そう言って、剣を差し出した。
そこには…確かに刻まれている、アルバニア王国の紋章。
それを見て、返す言葉がないのか、悔しそうなあの人。
…本当に王子なんだ。