翡翠の姫君




ある程度、息が整った。


パッと顔を上げて、



「ねぇレオ!!
看護師募集中てホント!!!??」


思わず大きな声がでた。



「…はぁ!?か、看護師!?」



きょとんとした顔で驚いている。



すると、レオの後ろからセルトさんが顔を出した。



「あぁ!!なんかそんな事聞いたな…」


セルトさんの隣に立っているティナさんが


「この城看護師が足りないらしいから、城下の方に募集しているってやつじゃない?」




「それです!!」



本当だったんだ!!!



「えぇ!?そんな事、俺聞いてないぞ!!?」


変わらず驚いた表情で話すレオ。





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