翡翠の姫君


眉間にシワを寄せて聞いてくる。


一応…心配してくれてるのかな?



「大丈夫、大丈夫!!
試験まで後ちょっとしかないしね!!勉強しないと!!」


私は心配かけまいと、元気よく笑った。



レオは、ハァとため息をついてから


「まぁ…あんま無理するなよ。」



ポンと私の頭に手を置いてそう言った。




そんな事でやる気が出てくる。


もっと頑張ろうって思えるんだ。



「うん!!じゃあまた今度!!」



そう言って、私は走って帰った。







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