翡翠の姫君

少しの我慢



【レオside】




夏が近づいてるのだろうか。



…梅雨真っ只中。



止む気配もない雨を、俺はベッドに寝転びながら寝室の窓から見ていた。



大量にあった書類に目を通し、今やっと一区切りついたところだ。




「だるいなぁ…」



この重苦しい曇り空と、大量の雨を見ているだけで
こっちまで気分が暗くなる。




まぁ…気分が暗くなるのは
雨のせいだけじゃないだろうが…





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