もし、会えたなら
クスクス笑う二人。
近くにある椅子に座り
お弁当をひろげる。

敬語ってことは
中二かなあ‥。

仲良くなれるチャンスかも!!

『隣いいですか??』

「「どうぞっ」」

良かった~。優しそう。

バンッ

「ごっめぇ~ん!!」

そっと大きな声と
音の主に目を向ける。

「「愛~っ!!」」

二人は椅子から立ち上がる。

「会議室どこか
わからなくってえ!!」

この二人の知り合いかな??
すると愛と呼ばれてる人は
あたしに視線を移し
あたしのとなりに座ってきた。

「ねぇ何年生なの??」

今度は他二人が
こちらに視線をうつす。

「さっき、あたしの
後ろで射ってたよね??
でも浅間中じゃないから
不思議でっ!!だって市内に
浅間中しか弓道やってる
中学ないからさっ!!」

後ろの二人を見る限り
同じことを聞きたそうな。
言わなきゃ‥だよね!!

『佐藤癒実!!南中二年です!!』

‥。あれっ?
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