もし、会えたなら
『誰ですか!?』

って、あたしの口パクに
ゆみ先輩は

「まあ、大丈夫!」

と、笑って答えた。
付き合ってたりすんのかな?
なんか五人、仲良さげだし。
邪魔かな?もう少ししたら
山本さん帰ってくるよね。
そろそろ一般の部
終わるしね‥。
したら、はなれようかな!!


「ねっねぇっ!!」

またまたビクッと
反応のあたし。

『はい?』

みるとメガネをかけた
さっきの男子
二人のうちの一人。

「浅間中じゃないよね??」

ヘラヘラ軽そうなイメージ。

「おいっひいてんぞ、羽山。」

ワックスで、くしゃくさゃに
まとめたクールそうな髪の人。

「渡瀬の言う通りだよ。」

と、めずらしく
毒舌の愛先輩‥。

渡瀬‥?
あ、さっきの
弓道が上手な人!!

「えと‥南中二年の
癒実です!!よろしくです!」

ペコッと軽く会釈のあたし。


‥‥。

え!?また沈黙??

「え‥え―っ
岸田よりデカいから
高校生か中三かと思った!」

渡瀬先輩は指で愛先輩を
さしている。
その先には納得いかない
とばかりの愛先輩。
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