もし、会えたなら
夕焼け

あたし達は
アイスを買うために
外に出た。

のは、いいけどっ!!

渡瀬先輩と話すことがない‥。

「暑いなあ‥。
羽山がいないだけ
マシだよな~」

ニコニコ笑う渡瀬先輩。

『羽山先輩
おもしろいじゃ
ないですかっ!!』

「えぇ!!まじ!?」

びっくりしたように
あたしの顔を
覗き込む先輩。

ちょっとだけ
ほんのちょっとだけ
ドキッて心臓がなったけど
あたしは
聞こえないふりをした。

‥龍馬いるもん。
二人でいるけど
気持ちなんてないもん。

これは浮気‥
なんかじゃないし。

龍馬が好きだもん。

『ま、まじですけど‥。』

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