もし、会えたなら
優哉=彼氏
日付が変わってから
寝た、あたしは
次の日のお昼近い時間に
起きた。というか‥
お母さんに
「お昼作って!」
って茶目っけ
たっぷりに言われて
断れずにまだ眠い目を
こすりながら起きた。
本当にもう40なのに
すごい元気というかね?
あの人は
何者なんだろうか‥。
『てか、ねむーい!!
優哉大丈夫なのかな?』
自然と笑顔が溢れる。
「優哉って?彼氏?」
小声で言ったのにも
かかわらず
すかさずあたしに
負けじと笑顔を
むけてくる‥お母さん。
彼氏、彼氏かあ~!
『彼氏だよ。先輩。』
と、気持ちとは
裏腹に冷たい態度で言う。
つぎの瞬間
ききとれないくらいの
質問攻めのお母さん。
しばらく優哉の名前
出してなかったからなあ‥
適当にあしらって
お昼のラーメンを作る
準備をはじめた。