ソプラノ
-dan-








あの日、あの時、あの場所で







君と出会ったのはただの“偶然”だろうか?










俺は“奇跡”だと思う。









俺達は、出会う運命だった








君と出会えた事で、“奇跡”の意味を知る事ができた。







―ありがとな




















―“泣かない”










お前の前では泣くわけねぇ









そう思ってたのに、なんで涙が溢れてくるんだろうな?










蛇口から、水をひねったように溢れる涙。










この水は、いつか枯れて止まるのだろうか?











最後の一滴が落ちた時、俺は、笑顔でお前の前に立てているだろうか...?



















何度道を間違えても、引き返さない









―お前が支えてくれてるから。




―どこかで見ていててくれるから。










―道を間違えた時は、お前が追いかけてきて、正しい方向へ導いてくれるような気がして...。


















―なぁ、こんな言葉、恥ずかしくて2回も3回も言えやしねぇよ...









だから、よく聞いとけよ?










―“お前の笑顔がたまらなく好きだ”










―ほらな?言っただろ、“恥ずかしい”って...









―お前の笑顔は俺だけのもんだって、










よく、心に刻んでおいて。








“大好きだ”
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