ソプラノ
―もう少し東へ行けば、教会のはずだ。









俺は刻々と過ぎる時間に焦りを感じつつ、車を走らせる。












ここの角をまがって、あの坂を上れば・・・。












俺は突当たりの角を曲がろうとした。










曲がろうとした瞬間、信号が赤に変わった。










「っ・・・・まじかよ!」









俺はブレーキを踏み、車を停める。












―トントントントン・・・・








俺は右手でハンドルを握りながら、早く信号が青になってくれることを祈りながら待っ
た。
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