ソプラノ
「お、かっこいいじゃん」









俺は陸の前に立つと、まじまじと陸の姿を見た。











「そ?そろそろ由希が来るはずなんだ」









陸は長く続く廊下を見た。












「あ~早く見たい!由希のドレス姿!」



「そやな~楽しみや!」






柚と俊介は顔をニヤつかせ合いながら言う。








陸は待合室の時計を見上る。



「遅ぇな・・・どうせ、由希のウエストにドレスの幅が入らなかったん・・・・あ」




「ウエストが何だって?」












陸が、ソファーに座り、由希の文句を言いかけた時だった。












純白のウエディングドレスに身を包んだ、由希が姿を現した。
























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