ソプラノ

祭り

涼と４人が会ってから数日経ち、








５月２５日。






祭りの日がやってきた。








俺は母さんに電話をし、病院を１人で出る。










俺は家の方向に向かうバスに乗り、一番後ろの席に腰を下ろした。




俺の家は、バスに１５分揺られ、市のバス停から歩いて５分の距離だ。







信号が赤に変わるたびに止まり、青になると進む。




同じような風景を横目で見ながら、バスに揺られた。






いくつかのバス停に止まり、やっと俺が降りるバス停に着いた。






「んぁ～っ」






俺は久々の地域の空気を思い切り吸った。








俺は空に向かって伸びをすると、家の方向に向かい歩き出した。