｢ぐれてやるっ！｣

「どうしようっ!」

昨日の涼君は、なんだったんだろう。

きっと、、、冗談だよね?

私の席から見えるいつもの涼君は、笑顔だった。

でも昨日の涼君。今まで見たことない表情だった。。。


やっぱ気になる！確かめなきゃ、、、
「お、、、はよ。」


「、、、き、昨日はごめん」
「いいの!振られるのなんか想定内だったから!それより、もうひとつの件で、、」
言いかけたとき涼君が私から目をそらした。

ホント、なの?
心の中で問いかける。。。
「ちょっときて!」
「あ!ちょっと!」

な、急に何!?
そんなに強くつかまなくても着いてくって!




屋上に着いて急に諒君の足が止まった。


「はぁ、、はぁ、、、あのさぁ、、、」
息切れるまで急がなくてもいいじゃん!!
「昨日のホント??」
勢いで出ちゃったよっ!


「そのことなんだけど、、、。。まぁ、うん。」
「ははは、、、」
ウソダロォ〜(泣)
「絶対絶対言わないでね!」
「へ?あ、うん」

「ホモ」ってことをだよねｪ、、、

「俺さ、一回だけこの学校に来る前の学校で男子に告ったことあんだよ」

「まじっ!?」
それヤバイよ!

「でも、振られた。」
okだったらそれはそれでびっくり。。。

「デ、それがひろまってさぁ、、、色々あってここに来たわけ。」

深刻、、、
「それ、この学校で他に知ってる人いるの?」
「いないよ。つか言えないよ!」

えっ?二人だけの秘密って奴??
「とにかく言わないでね!」
タッタッタッタ、、、

、、、今度は置いてくんかい!


このときはまだ想像すらできなかった。
涼君の都合に私まで巻き込まれるなんて、、、