忘れられない人
しかも、まずいことに、昨日着ていた浴衣は脱ぎっぱなしなので、部屋一面に散乱しており、

更に、今日着ていく服も決めていなかったので、完全に私は慌てふためいていた。

急いで1階におり、顔を洗い、歯を磨いて、髪に櫛だけ入れて、自分の部屋へ・・・。

先に温めていたホットカーラーで髪の毛を巻いたあと、メイクに取り掛かる。

あぁ、時間がっ。

チラチラと時計を気にしながらも、メイクは順調に進んでいく。

約束の12時を迎えたが、凌からの電話はまだない。

ラッキ!向こうも遅いみたい。

とりあえずメイクを完了させ、髪に巻いたカーラーをはずす。

ちょっとスプレーで固定して、ふんわりした巻き髪が完成した。

ヘルメットをかぶれば、どうせぐしゃぐしゃになってしまうだろうが、

ここが女心。

少しでもかわいく見せたいのだ。
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