忘れられない人
「中野、どうする?もう一つ上まで行くか?」

「うん、せっかくだから・・・。」

そして、更に料金を払い、特別展望台にも上った。

「あー・・・ついでに夜景まで見たいなぁ・・・。」

ボソッと言うと、

「あほか。あと何時間待つつもりだよ。」

と、凌からすかさず突込みが入る。

・・・だよねぇ。

でも、ここから見る夜景は、すっごいキレイなんだろうな・・・。

藤咲さんと一緒に見たい。

「今度は、ちゃんと時間見計らってこようか。今日は中途半端だったもんな。」

そのあと、二人でしばらくの間、景色を眺めてから、夕飯を食べに行き、

そのまま私は、家まで送られていった。
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