愛ト羊ト君ノ世界。
音がした、いや音がする。
その瞬間だけがスロー映像のようにゆっくりと、
ゆっくりと流れ、僕は。
「 」
声にならない声をだす。
白い粉なのか粒なのか分からないものが僕を襲って、
誰かが、笑う。
・・・・・
・・誰、が?
「いい気味。」
後ろを振り向いて、見たものは。
少女だった。
な・・・「なに、だれ・・・。」
「ざまあみろー!」少女がかん高い声でいう。
しみる、目が。なにこの白いの。
ああ・・
塩、か。
涙がにじんで前が見えなくなる。
その少女の顔も見えなくり、視界がなくなる。
・・・あーもう、なんなんだよー。