Untrue♥Love
「分かってるんだ。
えれな、ごめんな?
えれなにそんな心配をさせてしまうなんて。
社長として失格かもしれないなぁ。
えれなにとって頼りない父親かもしれない。
えれなは強い…。
海斗くんの事があったのに、前向きに頑張ろうとしている。
そんなえれなをお父さんは。
尊敬してるよ・…。」
お父さん。
私は決して強くないんだぁ。
海斗がいない夜は全てがなくなった様に、凍えていた。
一人で居ることを恐れていた。
一人で何ができるのか。
一人でこの会社を守れるのか。
海斗と別れたりはしないか。