私の好きな人
【~拓也の心~】
このごろ、花とも合ってないな~実家から帰ってから仕事が多くて花に合えないんだよな…
「山田!!この仕事頼む!!」
「はい…」
今日も残業…なんか上司がこのごろ厳しいんだよな~…今日中に仕事終わるのか?
「おい…拓也!!」
「なんだよ、信二(しんじ)」
こいつは、俺の隣の席の堂本 信二(どうもとしんじ)こいつは、俺よりも頭がいい、顔もいい、男としても完璧だと思う。
「お前彼女いるだろ?」
「は?」
「さっきから、ケータイ見てはため息ばっかりじゃないか」
「!!!」
「で?どうなんだ?」
ニヤニヤしながら聞いてくる…こいつどんだけ俺を観察してるんだ?
「…いるけど?」
「やっぱり!!でここからは俺の勘なんだけどさ~」
「?」
「彼女にキスしかしてないだろ?」
「!!!なんで、分かった?」
また、ニヤニヤしながら俺のことを見てくるこういうところが嫌なんだ…こいつの俺ことを見透かしてると言うか…見抜きすぎてると言うか…イケメンなのにな~
【♪~♪~♪~】
その時俺のケータイが震えた
誰だ?
またしても信二が「彼女か?」
またしてもニヤニヤ
そんな信二は、ほって置いてメールを見た。
まさか、花からこんなメールが来るなんて…
思っても見なかった…