私の好きな人




山田さんどうしてここに!?


「花!!ちょっと!!」


山田さんは私の手をひっぱて私を車に乗せた。


まるで、告白の返事をくれた時みたいに。



「あの~どこに行くんですか?」

「……」

山田さんは答えてくれない…どこに行くんだろ…


ついたとこは、大きなマンジョンだった。


山田さんは私の手を引いたまんまその、大きなマンションの中に入った。




そしてエレベーターに乗って10階に


【10階です】


エレベータのアナウンスがそう言って私達は降りた。

山田さんは一つの部屋の鍵を開けて私を中に入れた。


「あの~山田さん?ここは?」

「……俺の家だ」

「!!!」



薄々、気づいていたけど……やっぱり山田さんの家だよね…



「なぁ?花?あのメールはなんだ?」

「え?」

「このメールだ!!!」



山田さんはそう言って私にあのメールを見せてくれた。




読み終わった後私は顔を赤くした。






「このメール、お前の本心だよな?」

「ちがっ!!」

「違うくないだろ?お前俺に合いたかったんだろ?」

「………」

「どうなんだ?」




「……合いたかった!!会えない間すっごく不安だった、私の事遊びだったのかな?って思った。でも……きゃあ!?」



山田さんは私の事を抱きしめてくれた。













< 39 / 111 >

この作品をシェア

pagetop