私の好きな人
山田さんどうしてここに!?
「花!!ちょっと!!」
山田さんは私の手をひっぱて私を車に乗せた。
まるで、告白の返事をくれた時みたいに。
「あの~どこに行くんですか?」
「……」
山田さんは答えてくれない…どこに行くんだろ…
ついたとこは、大きなマンジョンだった。
山田さんは私の手を引いたまんまその、大きなマンションの中に入った。
そしてエレベーターに乗って10階に
【10階です】
エレベータのアナウンスがそう言って私達は降りた。
山田さんは一つの部屋の鍵を開けて私を中に入れた。
「あの~山田さん?ここは?」
「……俺の家だ」
「!!!」
薄々、気づいていたけど……やっぱり山田さんの家だよね…
「なぁ?花?あのメールはなんだ?」
「え?」
「このメールだ!!!」
山田さんはそう言って私にあのメールを見せてくれた。
読み終わった後私は顔を赤くした。
「このメール、お前の本心だよな?」
「ちがっ!!」
「違うくないだろ?お前俺に合いたかったんだろ?」
「………」
「どうなんだ?」
「……合いたかった!!会えない間すっごく不安だった、私の事遊びだったのかな?って思った。でも……きゃあ!?」
山田さんは私の事を抱きしめてくれた。