私の好きな人


「なに、一人でにやけてるんだ?」

「え?」

後ろを向くと、スーツ姿の山田さんがいた。

「ほら、早く着替えろ」

「え?ここで?」

「俺はいいけど…お前はここでいいのか?」


ニヤッと笑う山田さん…少し怖い…


「いえ…寝室で着替えてきます」

私は走って、寝室に向かった

「できるだけ早くな―?」

「は―い」



数分後――…



「着替え終わりましたよ~」

私の格好は、淡いピンクのドレスに白いカーデガンを羽織って、胸元に花のコサージュの格好



変じゃないかな?



「…じゃあ行くか」

「はい」

なんか、間なかった?

変だったかな……?



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