私の好きな人



うぅ…どうしよう…

思い切って作ったんのは良かったけど…

これは……ひどいよね?




私の目の前にあるフライパンに目をやる。

そこには、こげたハンバーグが…




こ…焦げてる…いや…でも…

これは、ムリだよね?

おいしくないよね? どうしよう…




一人でフライパンを見ながら考えていると。

「花」

「きゃあ!?」


山田さんが後ろから抱きついてきた。


「ごはん、できてんじゃん」

「あ!いや…これは…」

「うまそ!!花早くもってきてね」


山田さんはそう言って私から離れた。



こんなのでいいのかな?

えぇーい!!もうどうにでもなれ!!!




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