私の好きな人

私は山田さんに、ハンバーグを持っていった。



うぅ…おいしくないよね？

まずいよね？しかも、メッチャ形悪いし…

はぁ…どうしよう…



「お…おまたせ…」

「お!!やっと来たか」

「山田さん!!」

私は、大声で山田さんを呼んだ

「うわ!!どうした急に大声だして…」


「あの…おいしくないかも…ま…まずかったら、のこしていいですから」

「………」



山田さん、何も言わなくなちゃったよ?!

やっぱり食べたくないかな？

あ～…作らなければ良かった…



一人で頭を抱えて悩んでいると




「いただきます!!」

「……え？」


山田さんは形の悪いハンバーグを食べた。



山田さん食べちゃったよ!!

どうしよう…まずいかな？



私が、山田さんを見つめていると、

山田さんは笑顔で


「うまいよ!!花がんばったな!!」


と言って、頭を撫でてくれた。


私は嬉しくてなきそうになった。