私の好きな人


そう言うと、信二に「はぁ~…」とため息をされた。


「じゃあ、そんなお前にこれを授けよう」

授けようって……


渡されたのは、豪華ホテルの宿泊チケットだった。


「お前これ……」

「やるよ!!なんも進展のないままだったら、お前がかわいそうだしな。」

「信二……」

「ちゃんと、彼女と行くんだぞ!!」

「おう、ありがとう」



と、言うわけで、花と海に来ている。



「じゃあ、そろそろ行くか。」

「うん♪」





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