私の好きな人
「花、なにか食べる?」
「う~ん…じゃあ……あ!飲み物でもいい?」
「いいよ」
「カルピス!!」
そう言うと、親父さんは笑った。
「悪いが、ここにはお酒しかないんだ。カルピスサワーならできるが」
「じゃあ、それで、俺は生ちゅうで」
「あいよ」
そう言うと、慣れた手つきで、生ちゅうと、カルピスサワーが、運ばれてきた。
「うわ~。キレイ~ってか、私、未成年なのにいいのかな?」
「大丈夫だって。おいしいから飲んでみ?」
「うん…」
私は、ゆっくりとカルピスサワーを飲んだ。
「…おいしい」
「だろ!!」