好きでごめん(×□×)!


見た瞬間、驚いた。

そいつはあたしの元彼だった。

彼とは中学のときに知り合って、つきあって3ヶ月ぐらいに

ある事件がきっかけで別れた。

性格はよかったけど・・・・


「彩夏・・・・っ!?」


その声はあたしの記憶の中にある声とは違って、重くて、大人っぽかった。

こっちを向きながら、ウサギの目みたいに丸い目を驚かせている彼。

声は大人っぽいけど、顔は変わらない。

昔見ていた表情と同じ。

ただすこし・・・・すこしだけ、昔よりも背が高くなっていた。

それには、体の成長が止まってしまったあたしは

ちょっとむかついた。



「・・・・あ、さっき大丈夫だったか? すんげー柱で頭ぶつけてたけど」


え、こいつさっきの見てたの!? 



全然気づかなかったー!!



ちょー恥ずい。









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