好きでごめん(×□×)!

「だ、大丈夫! 大丈夫に決まってんじゃん!!」


ぶつかったとき、鼻から何かがたれたような気がしたけど


・・・・なにもない、よね!?


自分に「大丈夫」と連呼していると、口内に血の味がしてきた。


え・・? うそでしょ?


不安そうな目であたしを見つめている、ということは・・・・


「おい、彩夏っおまえ、鼻・・・・」


鼻付近に手をおそるおそる触れた――。






そこにあったのは、まさに血。




最悪・・・・!!



「俺が血ぃ止めるから、待っててなっ」



え? 翔太が血止められんの?


翔太がズボンのポケットから

駅前でよく配られているポケットテッシュを取りだした。


「待ってて・・」
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