好きでごめん(×□×)!


あたしに優しくそう言って、翔太はあたしの手のひらに

たくさんのティッシュを置くと


「下向け、今からちょい苦しくなるかもだけど」


血が大量にあふれ出している部分を、そのティッシュできつく押さえ込んだ。


「ん、んん~~!!」


息がつまりそうなくらいに、きつい。


こいつはあたしを殺す気なのか?


不覚にもそう思っちゃうくらいの、息苦しさ。

なのに 彼の目はまるで遊んでいるかのように笑っている。


「苦しくなったら、言えよ?」

「んんぅ~!!」


うぅ、もう結構苦しいんですけど。


こんなにきつく押さえ込まれてるのに

全然止まることを知らない、あたしの鼻血って・・・・。



苦しすぎて、涙目になってきちゃった・・・・


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