home
「…とにかく、いつまでもここにいても意味ないし…。帰って来るまでウチにいれば?」
頭を撫でられながら、
心配そうに言う流に『うん』と答え、
手を引かれながら流の家へと入っていった。
「やぁー、理沙ちゃん久しぶりだねえ」
流の家に半年ぶりに足を踏み入れた私。
そのまま流の部屋へと行こうと思ったんだけど、
おばさんに見つかるか否やリビングへと連れてこられ、
今はお茶をすすっている。
「元気にしてた?」
「はい、まあ…」
おばさんに会えたのはとても嬉しいのだけど…
今はそれよりもお父さんたちのことが気になって。
ボーッとしてしまう。