不良の法律 設定集
暴力でしか物事を解決出来ず、世の中のすべてに反発してしまう存在。

昔はケンカの実力も一種のステータスでした。大きく時代を遡れば、武士という存在が居たのと同じく、肉体の強さが時代を支えてきたのです。

ですが今の時代は肉体の強さよりも、数多くの知識が求められる時代。資格や経験など、既定のカリキュラムをこなし、一筋の線路を通るかの様な、道筋を辿ることがこの時代を生きるすべなのです。

ですが不良は、物事に反発する生き物。現代の定められた道を辿る事は、昔の生きる術より辿りやすい道筋です。

ですが、そんな普通の事が出来ない人種が不良なのです。普通に生きている人物には解らない不良の理屈。

普通が出来ないと言う矛盾を抱えた存在。それが不良…。

彼等は生きる場所を知らない。野良犬が人間の町で暮らすのと同義で、不良と普通の人とはそれぐらい違いがある。

だから出来たのだ。

不良の聖地が。

全ては自己責任。暴力と自尊心で生きる町。

それがジャッジタウンであり、この近代社会を逆行する不思議な町である。
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