幼なじみと一緒!
お昼休み後
「みつきちゃん、殴り飛ばしていいですか?」ニッコリ
「なっ…いきなり物騒な!殴るならお父さんの許可とってからにして!」
なんだろう。
なんか太陽…笑っているけど
顔が怖いよ。
「うっせぇ!お前のせいで弁当は藤にほとんど食われるわ、この俺が藤に土下座するわ、この俺様が藤にいじられるわで俺の心は羞恥心だ!!」
「えっ?藤くんほんとうにアタシの食べてくれたの?すごく嬉しいーっ!!」
先生:「Hey!アナタタチ!!イマエイゴチュウジャナイノ!?」
「…NO.」
先生に怒られたあとも
あたしたちはこそこそと
会話を続けた
「おかげで腹減って俺は今すこぶる機嫌が悪い。」
「あ、飴ならあるよ。」
はいっと渡すが
太陽はえらくブスっとしている。
「もー、あとちょっと我慢したら
おばちゃんのご飯が食べれるって!」
太陽のおばちゃんのご飯は
天下一品!家が旅館だから
ものすごく豪華ですごく美味しい
こんど遊びに行くとき
ごちそうになろうかなぁと
また想像を膨らましていると
ボソリと太陽が呟いた。
「俺は、満月の飯が食いたいんだよ。」