姫のような王子様[続]
「そこまで言ってくれると奪いガイがあるよねー。」
そう言ってニコッと笑った。
その顔はヤッパリどことなく悴と似てた。
ヤッパリ兄弟なんだなぁ。
ちょっとマジマジ見てると後ろから目隠しされた。
「きゃ!誰?!」
手がどくと悴がいた。
「悴!」
「兄貴!」
悴はいつもより黒いオーラをまとっていた。
「おい。圭ぃ~。だぁれが羅夢を奪うってぇ?!?(怒」
あぁー!!
悴がキレちゃう!!
「え?
俺が羅夢を♪」
「呼び捨てにするなぁー!!
そんで羅夢は俺のだから!!!」
そう言って悴は後ろから抱きついてきた。
うわぁ。
ドキドキするー////
『俺の』
だって。
悴もいつからそんな恥ずかしいことを・・・・。