姫のような王子様[続]
お泊り
○悴side○
あぁー。
学校で圭と2人っきりって聞いた時はビックリしたけど何もなくて良かった。
なんかあったら俺・・・・・・・・。
て言うか!!
もともと俺が羅夢からちょっとの時間離れちゃったんだし!!
でも、そこまでベタベタされてもうざったいよな?
あぁー。
本当に女ってわかんねぇ。
そんな内心ムシャクシャしてると、羅夢の家に着いた。
羅夢も俺の家なんか言ってたけど羅夢の家も普通に大きくないか?
一軒家だし。
羅夢は先に小走りで家の玄関のドアの前に行き
手慣れた手つきで2重のカギを開けた。
「あがって♪」
そう言って羅夢は手招きしてる。
うわぁー。
本当に泊まるんだ!!
ダサいけど、俺朝から緊張してたんだよな。
そして、羅夢の家に入り羅夢の部屋に行く。
羅夢の部屋は、女の子って感じじゃなくヤッパリシンプルで片付いてる部屋。
なんか羅夢ッぽ(笑)
羅夢の部屋なんだけどね。
「荷物そこにおいてイイよー」
羅夢はそう言って部屋の隅を指差す。
「あ。うん。」